自分の世界は本物?映画「トゥルーマン・ショー」の感想についてご紹介
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こんにちは!ちー兄(@tinidesigne)です!
突然ですが、あなたは自分の生活が本物だと思いますか?
もしかすると知らずに毎日が操作されているかも…。
平和な家庭、仕事、友人。
こんな毎日が自分の人生だと誰もが受け入れているかもしれません。
今回ご紹介する映画はジムキャリー主演の名作「トゥルーマン・ショー」。
こちらの作品は私自身、普通の毎日を過ごすなかで考えさせられた作品です。
それでは、トゥルーマン・ショーのあらすじや感想についてご紹介させていただきます。
トゥルーマン・ショーのあらすじ【一部ネタバレあり】
物語の主人公であるトゥルーマン・バーバンク(ジム・キャリー)は、離島シーヘブンで保険会社の仕事をしており、どこにでもいそうな男性。
彼は幼い時に父親と船で旅に出て、大きな津波に襲われてしまい父親を亡くし水恐怖症になってしまった。
それ以来彼はシーヘブンの外へと出ることができなくなってしまった。
いつもと変わらない朝、とつぜん上空から大きな照明器具が落下してくる。
ラジオでは「飛行機の部品の一部が落下した」という報告があった。
トゥルーマンは不可解に思いながらも過ごしていたが、ある日街中で亡くなった父にそっくりなホームレスと出会う。
するとホームレスは急に見知らぬ何者かに連れ去られてしまう。
母親に説明するもジョークのように聞き流されてしまったトゥルーマンは、周囲に違和感があることを徐々に気づきはじめた。
彼は、1人の人生を24時間撮影したリアリティ番組「トゥルーマン・ショー」の主役として巨大なドームセットのなかで知らずに日々を過ごしていたのだった。
トゥルーマン・ショー作品詳細
作品名 | 出演者 | 上映時間 | 興行収入 |
---|---|---|---|
トゥルーマン・ショー | ジム・キャリー ローラ・リニー ノア・エメリッヒ ナターシャ・マケルホーン ホランド・テイラー エド・ハリス | 103分 | $264,118,201(約292億円) |
作られた幸せから本当の幸せを知ることができる
トゥルーマン・ショーの醍醐味は、トゥルーマンが作られた偽りの世界で本当の幸せを見つけていく点です。
トゥルーマンがいる世界では、役者たちが決められたようにだけ動きセリフを話しています。
そのため代わり映えのない毎日が続きますが、それは良いように考えれば何の心配もない世界ということです。
現実世界のように戦争が起きるわけでもなく、家庭環境が壊れることもない完璧な世界です。
映画の後半で撮影監督がインタビュアーと話すシーンがありますが、そのときに「この世界は病んでいる。しかしトゥルーマンの世界は何者にも汚されない」と言っていました。
私も最初は同じように考えましたが、それをトゥルーマン自身が良いと思っているかどうかは別の話です。
「この世界は間違っている」「本当の自分を見つけたい」。
今を変えたいと強く願うトゥルーマンの気持ちに共感するとどうじに、自分も現状に満足してはいけないと教えてくれました。
ジム・キャリーのキャラクターが良い!
ジム・キャリーをあまり知らない人からするとピンとこないかもしれませんが、彼は海外スターのなかでもリアクションがとくに面白い人ですw
今までジム・キャリーの有名な代表作は「マスク」や「イエスマン」、「キック・アス」などがあります。
2020年に公開された「ソニック・ムービー」ではエッグマン役として出演していました。
俳優ってどこかカッコつけるイメージがあるんですが、ジム・キャリーは羞恥心をなくしてぶっ飛んだ演技をしてくれます。(笑)
映画のメイキング映像を見たことがありますが、監督やカメラマンが爆笑しながら撮影しているシーンを見て「あっ本気で楽しそうな人だなw」っと感じたのを覚えています。
気になった方はジム・キャリーの別作品もぜひご覧ください。
思わずトゥルーマンを応援したくなる(少しネタバレ)
自分の人生や世界に違和感をもちはじめたトゥルーマンは後半でついに脱出を行おうとします。
しかし、全てが監視されている世界から逃げることは簡単ではありません。
役者やカメラマン含め多くの人たちがトゥルーマンを見つけようと躍起になっていきます。
こちらのシーンで自分なら現実から逃げる勇気がなくて世界から逃げたいなんて大それたことを考えるのは無理ではないかと考えました。
実際にトゥルーマンは全てを受け入れたようになっていましたが、彼は自分が監視されていることを逆手にって逃亡したのです。
その姿は世界に中継されており、トゥルーマンのファンは1人の人間として生きようとする彼を熱心に応援しました。
多くの人が立ち止まってしまう壁を乗り越えようとする彼の姿は、簡単に真似できないからこそ一緒に頑張ろうと応援を繰り返したのだと推測します。
彼の勇気は、現実社会で自分の立ち位置を自然と認めてしまっていることに対して反旗を振りかざすきっかけになったことは間違いありません。
人生を決めるのは自分自身
自分の生活に違和感を持たず、ただ毎日を過ごし続けるのは簡単なことだと思います。
しかし、自分の心のなかには常に新しい変化を求めているはずです。
今が完璧と思っている人は世界中でも数少ないでしょう。
トゥルーマン・ショーは自分ともう一度向き合ってみないかと教えてくれた素晴らしい作品でした。
勇気を持って行動することは簡単なことではないけれど、その先の未来はきっと美しいもの。
それでは最後にトゥルーマンの名言で記事を締めさせていただきます。
「会えない時のために。こんにちはこんばんはおやすみ」